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平成22年7月23日(金) ELI最終日,スイミング

今日でELIの授業も最終日です。それぞれのクラスの記念写真の一部を掲載します。


クラス1  クラス2


クラス3  クラス4


"facebook" でまたお会いしましょう!


ランチは "University Mall" 内で済ませました。

実は木曜日の夜にホスト・ファミリーのうちの一つの家族のお祖母さんが亡くなるという出来事がありました。したがって,急遽ホスト・ファミリーの変更をしなければならないということになりました。突然のことでしたが,ホスト・ファミリーの皆さんとリサさんに迅速に対応していただき,ホスト受け入れ家庭の手配にトラブルは生じませんでした。

日本式では「香典」を差し上げるところですが,こちらの習慣では食べ物,花束,カードなどということでしたので,全員でお悔やみ状を書いてお送りしました。派遣団一同,心からのご冥福をお祈りいたします。


その後は,会員制の施設の中のプールで涼みます。本日は滞在期間中でもっとも暑い日となりました。華氏101度でした。


明日はいよいよ "Farewell Party" です。心を込めて「ありがとう」と「さよなら」を言う日です。




  
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平成22年7月22日(木) チョコレート作り,ショッピング

もう一つの Reading & Writing のクラスの様子を掲載します。


授業1
クラス内の生徒はサウジ・アラビア出身者が6人と多く,チリ,コロンビアなどの南米出身者,中国,韓国などのアジア出身者と我々日本人の3人の15人です。


9時からの授業の前半はリーディングの授業,後半はライティングの授業といった感じで進んでいきます。


リーディングではテキスト中心に進みます。読む話題(竜巻)についての導入が丁寧に行われ,全員がテキストを読み進められれるように準備します。途中語句の説明のためにしばしば時間がとられます。ボランティアの生徒がテキストを音読しながら,必要に応じて説明が加えられ,最後は10問の正誤問題で内容の確認をします。


クラス3
プロシージャーは日本の高校などで行われているリーディングの授業とそれほど違いはありませんが,語句や内容を説明するためにインストラクターが発する英語の量と質が際立ちます。テキストを扱いながら,その内容に対してより多くのインプットが与えられ,そのインプットは生徒たちの理解を混乱させるものではなく,まさに理解を助け,促進させるものになっています。また,インストラクターの発する英語に対して,常に数人の生徒(特に南米系の男子(男性?))が必ず反応し,そのインタラクションも全体のインプットの一部になっています。通常インストラクターが発する英語はかなりナチュラル・スピードに近いものですが,生徒が反応することで,時として自然にスローダウンするので,それが生徒の聞き取り(理解)を助けている場面も多く見受けられます。
特別な手法を用いることなく,生徒にとって豊富なインプットを提示しながら,インタラクティブな授業を展開する模範を見ているような授業でした。


授業2
ライティングでは,前回の授業で書いた英文が添削されて返却され,それをコンピュータでタイピングする作業です。生徒一人一人にそれぞれの文章の訂正すべきところを丁寧に説明しているインストラクターの姿が印象的でした。単純な文法的誤りの指摘だけではなく,パラグラフの論理展開にまで言及した指摘がなされ,生徒たちも納得するまで質問するなど,ここでも作文を通したインタラクションが成立しています。


チョコ1  チョコ2
ランチは午後のアクティビティーの場所でもある "Peterbrooke Chocolatier" です。ピザで腹ごしらえをした後,その店のアイスが振舞われます。


チョコ3  チョコ4  チョコ6
その後は,厨房に入りチョコレート作り。熱して液体状になったチョコレートの甘い香りに包まれながら作業をします。インストラクター(店員さん)の指示に従い,4種類のキャンディーを作りました。


チョコ5
袋詰めからラッピングまで,まるでプロの出来栄えです。ホスト・ファミリーへのすばらしいお土産の出来上がり。


少し予定よりも早く終了したので,近くの "Super Target" でのショッピングが予定に追加されました。それぞれ,満足のいくショッピングができた様子です?!




最後に,滞在日数が残り数日になった今,彼女たちがどのように感じているか,感想を掲載します。

 「ELIの授業では,校舎内で英語で道を尋ねるなど,さまざまなことを英語を使って体験しました。それらの体験を通して,他の国から来た留学生とも仲が深まったと思います。クラスのみんなは "facebook" をしていて,その話題になると話が盛り上がったりしました。
 ELIでの授業は明日で最後です。もっとここで勉強したいと思います。アメリカに来て本当に良かったと思います。毎日,いろいろな所に連れて行ってもらって,いろいろな食べ物を食べさせてもらって,こんなに良い授業を受けさせてもらって,最高です。
 このままここにいたい気分です。日本に帰りたくない。」(Y.I.)


 「・・・他の国の人と英語の授業を受けてみて,日本人はリーディングとライティングは得意ですが,スピーキングとリスニングは他の国の人のほうが上手だということに気がつきました。リスニングとスピーキングは特にやらないと!!あと約3日です。吸収できることはすべて吸収して,日本に帰りたいと思います。」(M.S.)


 「19日間はすごく長いのだろうなと思いながら日本を離れてもう15日目を過ぎています。この2週間は本当に短い2週間でした。今回はホームステイということで,2件のお宅にお世話になりましたが,どちらのお宅にも感謝しきれないほど,良くして頂きました。私は兄弟がいないので,ホスト・シスターやホスト・ブラザーは年齢も近いこともあって,本当の兄弟のように過ごすことができたと思います。
 ELIの授業は,初日には「なんでこんなところに来たのだろう・・・絶対に分からない!無理!」と何度も思い,ELIに行くのが少し嫌でした。しかし,2週間いると,最初とは違う気持ちになっています。最初の不安も1日,2日,3日・・・と過ぎていくうちに,完璧ではないですが,先生が何を伝えようとしているのか,今クラスでは何をすべきなのかを,知らない単語があってもちゃんと理解できるようになりました。もちろん,クラスメートがフォローしてくれるお陰もあります。
 授業中のディスカッションでは,南米系の人がすごく反応が速いので,アジア系の人はなかなか発言しにくいと感じることもありましたが,今では普通に自分も発言できるようになりました。この2週間(たった2週間!!)でこれだけ英語が分かるようになって,授業にもついていけたということは,6週間のカリキュラムで勉強するクラスメートは本当に成長して母国に帰れるんだろうなぁと思いました。」(M.K.)


 「今日の授業はとても刺激的でした。ライティングのクラスではテストがあり,その課題は「3つのトピックから一つ選び,そのトピックについて3つの段落に分けて書く」というものです。私が選んだのは「あなたはにおいをどのように感じているか。」というものです。
 指示通りに3つの段落に分けて書いて,提出しました。先生からは「内容が薄い」と言われ,何度も書き直しました。書きたいことはたくさんあるのですが,辞書を使ってはいけないことになっているので,書けることが限られてしまい,自分の思うようには書くことができませんでした。まだまだ,自分は甘いなと感じました。」(Y.T.)



明日でELIの授業も最後です。インターナショナルなクラスでの何を感じ,何を学び,何を日本へ持ち帰るか・・・今の国際社会のキー・ワードである「共生・共存」を直接肌で感じてもらえれば,今回の研修は大成功だと思います。



 




平成22年7月21日(水) Birmingham Civil Rights Institute 見学

まず,第2週目が始まっての感想を掲載します。

 「・・・先週のホスト・ファミリーもとてもよい家族でしたが,今週のホスト・ファミリーもとてもよい家族だと思います。今週のホスト・ファミリーは先週のホスト・ファミリーに比べて,私から見てアメリカ人度(?)が高いと思いましたが,異文化を実際に体験できるのはすごくよいことだと思うので,文句は言わずに残りの日数を過ごしたいです。なんだかんだ言いつつ,どちらのファミリーも比べられないくらいよくしてくれているので幸せです。(笑)」(M.K.)

 「3,4日ぶりの授業がありました。私はまだまだ先生の言っていることが理解できません。だからもっと集中して先生の言っていることを理解できるようにしたいです。授業を受ける上でも,日常の会話でもリスニングは大事だなと思いました。
 午後は2回目のKentuckに行きました。今回は手編みのブック・マーク作成でした。作り方を教えてくれる先生が何度も "Good!" と言ってくれるので,とても嬉しかったです。アメリカに来て "good" を使うときは「(食べ物が)おいしい」の意味で使うことが多く,褒められるために使われたのは初めてだったので,本当に嬉しかったです。今は無理だけど,いつかリスニング,スピーキング,ライティングなどで "good" と言ってもらえるように頑張ろうと思いました。」(Y.S.)



Speaking & Listening のもう一つのクラスの様子を掲載します。


クラスは10名でアジア系の生徒が多いクラスです。まずは,前回の授業の復習から始まりました。テキストの内容を思い出すように,先生が国際的に有名な企業の名前を分野ごとに質問していきます。生徒はどんどん答えていきます。


次にテキストのエクササイズをCDを聞きながら行いました。ここまでは個人の作業で25分間程度です。


クラス1
次に3つのグループに分かれて,与えられたトピックについてのディスカッションです。インストラクターからは2つのルールが提示されました。一つは前回の授業で学習した「相手の意見に賛成する,反対する」表現を必ず使うこと。個人個人に使用すべき表現が手渡され,それらの表現を積極的に使うように励まされます。もう一つのルールはディスカッションをグループ内の生徒で5分以上続けること。そのためには「賛成、反対」だけではなく,それを支える「理由」や「具体例」を添えること。などの指示が出され,最初のトピックが示されました。トピックは全部で以下の3つでした。
1.外国語を海外で学ぶなら個人で行く?それともグループで行く?
2.外国語を学ぶなら大都市で学ぶほうがよい?それとも小さな街で学ぶほうがよい?
3.先生は年齢が上(40歳以上)のほうがよい?それとも若い(40歳以下)のほうがよい?


クラス2
身近な話題であることもあり,どのグループでも活発なディスカッションが展開されていました。我らの参加生徒の2名も大奮闘!!!何の違和感もなくディスカッションに参加しています!!!



クラス3
授業時間残り20分のところで,次回のディスカッションのトピックが与えられ,参考資料の読み合わせとともに,宿題の指示が出ました。


授業時間残り10分のところで,歌(マイケル・ジャクソン)の聞き取りの課題が出されました。答え合わせは次回の授業の冒頭で,というところで授業が終了しました。


それぞれの活動が長くても10分程度であることやディスカッションのトピックが身近な話題であることなど,生徒を飽きさせない工夫が随所に見られるテンポのよい授業でした。


ファーガソン
ランチはアラバマ大学の学食でした。南部の料理から寿司までかなりのヴァラエティーです。


公民権
ランチを済ませ,一路バーミンガムに車で向かいます。目的地は "Birmigham Civil Rights Institute" です。アラバマ州は南部の公民権運動の中心的な土地でもありました。その歴史を余すところなく伝えています。ほんの50年前にこのようなことが行われていたかと思うと,人間の本性の恐ろしさを感ぜずにはいられません。権利はそこにあるものではなく,勝ち取るものだと感じさせられます。


ギャラリア1  ギャラリア2
その後は,再び車で移動し, "Galleria" に向かいます。約2時間のショッピングです。


予定通り午後7時には解散地のジェミソン・マンションに到着。それぞれのホスト・ファミリーとともに家に帰り,明日に備えます。

平成22年7月20日(火) タスカルーサ市交通局 ほか2ヶ所訪問

午前中はELIでの授業です。9時~11時10分が Reading & Writing のクラス,11時25分~12時45分が Speaking & Listening のクラスです。Speaking & Listening のクラスの様子を少し掲載します。


クラス1
この日のテーマは「道案内」です。まず,カードを使って前置詞の意味(in, under, on などから across, beside まで約15くらい)を確認します。まず全体で確認した後,グループワークで,その前置詞を使った文章を口頭で作ります。この後,10分程度のリスニング・テストが行われました。会話を聞いて,その内容を尋ねる形式の問題が2題と文法の問題が1題です。


クラス2  クラス3  クラス4
その後は,ボキャブラリーの確認です。カルタの要領で,インストラクター(キャサリン)が読み上げた単語に相当する絵を取っていきます。その後もグループワークで,すべてのカードの意味と発音を確認します。ここまでで40分ほどかかっています。


クラス5  クラス6
その後は,テキストのスキットを使って,道を尋ねる表現の確認とロールプレイです。ペアワークで発音と内容を確認します。その後は,テキストのエクササイズをCDを使ったリスニング形式とペア・ワークで行います。


その後はインストラクターから実際にテキストの地図を使って道案内をするように指示が出され,指名された人がどんどん答えていきます。ほとんどの生徒が滞ることなく答えられました。


宿題として,タスカルーサ市内の3つの場所についての道案内を書いてくるよう指示が出ました。場所を知らない場合は誰に聞いてもいいので,完成させてくるようにと付け加えられました。3つの場所とは次の通りです。
1. Wal Mart  (有名な巨大スーパーマーケット)
2. Cobb Theater (高速道路近くの大きな映画館)
3. Baffalo Phil's  (アラバマ大学の学生がよく行く通りにあるレストラン)


授業は英語のみで進められるため,意味確認や口頭練習の時間が多く取り入れられて,かなりゆっくりしたペースで授業は進んでいきます。外国語の表現や単語を発音とともに頭に入れるには,このくらいゆっくりと,少しずつ進む必要があると痛感しました。



マグショット1  マグショット2
昼食はハンバーガーで有名な "Mugshots" です。リンズィーとニックが来てくれました。


交通1  交通2
午後は市内の3つの場所を訪問します。1つ目は "Tuscaloosa Department of Transportation" です。交通情報の管理から交通標識の作製,設置にいたるまでの交通関係の仕事を取り扱っている部署です。思わぬプレゼント(実際の交通標識の素材で作ったそれぞれのネーム・プレート)にびっくり。


高校
2つ目は "Central High School" です。3つあるタスカルーサ市立高校の1つです。夏休み中のため,校舎内には生徒も先生もほとんどいません。唯一,体育館ではバスケットボール部の新入生が練習をしていました。


消防1  消防2  消防3

消防4
最後は "Tuscaloosa Fire Station" です。最近建てられた新しい消防署で,ジェミソン・マンションから1ブロックの距離にあるところです。署長は不在でしたが,署長代理の方と署員の方々が丁寧に説明してくれました。


今回見せていただいた施設はどれも新しく,タスカルーサ市の開発が進んでいることが更に実感できるツアーとなりました。


平成22年7月19日(月) ネイティブ・アメリカン編み物体験

最初に,週末の「ナッシュビル研修旅行」についての感想を掲載します。

 「音楽の街,ナッシュビルに行きました。夜になると街中のお店から音楽が聞こえたり,ライトアップされていて,とても綺麗でした。明るく楽しい街ですが,入れ墨をしている人が多かったり,不思議な人がいて,最初は怖く感じました。日本よりも入れ墨をしている人に会う確立が高いと思いました。
 この日の夜, "Wild Horse Saloon" というお店でラインダンスをして,久しぶりに運動した気分になりました。
 次の日の昼には,大きな船の中でカントリー・ミュージックを聴きながらお昼ご飯を食べました。カントリーミュージックを生ではじめて聴いて,とても気に入りました。音楽は聴いていて楽しいのですが,曲と曲の間のトークがあり,話している人は面白いことを言っているみたいで,周りのお客さんが笑っても,私にはなんだか分かりませんでした。だから,リベンジしようと思いました。今度来るときまでには,ジョークを理解できるくらいの英語を身に付け,周りのお客さんと一緒に笑えたらなぁと思います。
 その日の夜は "Grand Ole Opry" に行きました。ここではピアノを弾いている人もいました。私自身ピアノを弾くので,日本に帰ったらカントリーミュージックを弾いてみようと思います。16日の夜,17日の昼と夜と連続で音楽を聴くことができて,とても楽しかったです。音楽はほかの国に行っても楽しめるので改めていいなと思いました。
 また,宮殿や鍾乳洞にも行き,この3日間でいろいろなことを体験することができ,タスカルーサ市や習志野市の方々に感謝します!!これからもっといろいろなことを体験できると思うので,もっともっと感謝して,ホスト・ファミリーにはいい印象を持ち続けてもらえるように頑張ります!!!」(Y.S.)


 「私たちは金曜日からナッシュビルへ行ってきました。ラインダンスをしたり,カントリーミュージックのコンサートに行ったりと,初めての体験をたくさんしました。ストリートは少し怖かったけど、これも大切な体験だと思っています。
 カントリーミュージックは英語の教科書で学んだとおり,すごかったです。60年以上ステージに出ているミュージシャンもいました。会場の観客も盛り上がっていて,一体感があってすごいなぁと思いました。
 3日間を通して,集団行動の大変さを実感しました。5人しかいないと思って,油断してはいけないなぁと思いました。」(M.S.)





今日からELIでの授業が再開されます。残り1週間で,できるだけ多くのことを吸収し,日本に帰ってからの学習や学校生活への原動力としてもらいたいと切に願います。


メキシカン1  メキシカン2
昼食はメキシコ料理の "Los Calientes" です。6月に習志野を訪問した Amani Sali も来てくれました。


ケンタック1  ケンタック2  ケンタック3
午後は先週行った "Kentuck Art Shop" でネイティブ・アメリカンが作っていたという編み物の制作を体験しました。最初は戸惑ったものの,さすがは女子!すぐに要領を得ます。インストラクターのモニカさんからも "I'm really impressed how quickly they have learned twining." とお褒めの言葉をいただきました。制作中には,積極的にモニカさんに分からないことを尋ねるなど,英語使用の場面も確実に増えています。

 言語は使いながら身に付けるのが遠回りのようですが,一番確実な方法だと思います。それがその人にとって興味があったり,重要なことであればその言葉の定着は速く,強くなるでしょう。残りの滞在期間中に,生徒たちがそのような場面にできる限り多く出会えるように,最後までスケジュールを調整していきます。




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